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2006-11-29 [相撲・角觝・すまふ]

「横綱は蹴手繰り禁止にすればいゝ。明文化せよ。」と云ふ人があるけれども、何なのだらう。不文法と成分法は同等の價値を持つ。書く事に據つて缺けるものの存在を知るべき。……と云ふか、土俵に上がつたら番附は關係無い。相撲は、土俵上の取組は、細かい「雑事」とは無縁だからこそ奥深いのだらうに。

朝青龍は普段の行動(場所直前に突然歸國等々)、土俵入りや懸賞金を貰ふときの所作に問題があつた、これは「横綱の品格」問題として論じてよい。だが、今回の件は勝負の最中に起つたことである。ここは品格で論じちや駄目だらう。飽く迄相撲内容として論じるべきだ。そこで初て「『せこい』相撲」「蹴手繰りの見本の樣な相撲」「彼れでよかつた」「氣魄負けだつた」「寧ろ勝つには彼れが限界だつた」「横綱らしからぬ相撲」「朝青龍らしくない相撲(前者とは別物)」等々といつた批評が出來る。これらには反論の余地がある。一方、横審流の「品格」だと全て「品格」で解決になつて了ふ。自家悶着と謂ふ奴である。事の異樣に氣附いた者からすれば「それで? 」となるのだらう。返答に困つて「傳統」を持ち出すのである。これでは「傳統!? 糞喰らへ。」な人逹に取つて恰好の餌となるはずであるし、現になつた。

横審連中は「品格」なんて言葉を遣つてはならなかつたのである。困つたらなんでも「傳統の所爲」にしてしまふ、「傳統」の大安賣りはいゝ加減にするがいゝのである。こちらが迷惑を被る。


あんまり關係無いけれども、明らかに今回の件で喰らひ附いた樣な意見が、一樣な(、自称偶に見ると云ふ人の書く「品格?」->「古いんだよ」の)流れには何か source でもあるのでせうか。


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